グリーンフラッグ取得事例

加西市立西在田小学校  

更新日:2015年06月08日

全校児童が参加した遠足で学校近くの若井川に生息する生物、植物を調査したところ、西在田小学校の子供たちは、多くの問題点に気付きました。「初めて川に入ったけど、怖かった。」「ゴミが落ちていて、嫌な気持ちになった。」「もっと生き物がたくさんいる川にしたい。」などなど。そこで、エコスクール委員会が立ち上がり、「かがやけ若井川~川でつなごう ひと・こころ~」をテーマに活動を開始しました。

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まずは、遠足を振り返り、問題だと思ったこと、解決したいこと、どんな活動をしたいかを書き出していきました。その結果、「魚のすみかをつくろう。」「ホタルの養殖をしよう。」「昔の川を取り戻そう。」などのテーマに分かれ、活動することになりました。グループの活動は、昔の川の状況を知るために、地域のお年寄りにアンケートや話を聞きに行ったグループ。川のゴミ調査やゴミ拾いをしながら、どうしたらゴミを減らせるか考えたグループ。いろいろな生き物が住めるようにするには、どうしたらよいかを考えたグループ。これらの活動は、校内のエコスクール掲示板に情報を張り出して、活動の進行状況や内容を全校のみんなで確認しあいました。

自分たちの活動を地域の人に知ってもらうため、学習発表会の機会を利用して、活動の成果を発表しました。発表会の案内状、ポスター、エコスクール新聞などを作成し、地域の多くの人に来てもらえるよう工夫を凝らしました。発表会の当日は、保護者を始め、地域の人、教育委員会や役所の人、たくさんの来場者を迎え、会場はいっぱいになりました。発表会では、蛍の一生を劇で伝えたり、昔の川にタイムスリップした劇を披露したグループもありました。また、会場の体育館の壁一面に、現在の若井川の絵と自分たちの理想を描いた夢の若井川の姿を対比して張り出しました。これらの発表を通して、自分たちの言葉で今までやってきた活動内容を伝えることができ、会場からは、たくさんの拍手が送られました。最後には、若井川で音楽会ができるような川にしたいと結成されたグループによる歌の演奏で、締めくくられました。

グリーンフラッグの審査会では、子供たちは、自分たちのやってきた活動について堂々と発言し、3月の卒業式前には、見事、グリーンフラッグが授与されました。

西在田小学校ホームページ

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