エコスクールについて
エコスクールの特徴
自ら考え行動する力を養います
7つのステップを通じて課題の発見、目標、行動計画の設定、活動実施後の見直しを繰り返し、目標達成を目指します。これら一連のプロセスに児童・生徒が協力して取り組むことで、問題解決の思考力、そして行動力を育てます。
児童・生徒の主体性を引き出します
児童・生徒が中心となって全てのステップに取り組むことが求められます。児童・生徒が意思決定を行い、教員、保護者、地域を主導する役割を担います。
学校、保護者、地域のつながりを生みます
一部の児童・生徒だけでなく、学校全体、さらには地域が一丸となって取り組むことが求められます。全校の児童、生徒、校長、教員、保護者、地域など、より多くの人が参加することにより、取り組みの更なる発展が期待され、また地域の人たちとのつながりを深めるきっかけとなります。
国際的なネットワークの一員となります
エコスクール登録校になると、世界50カ国以上に広がるエコスクールネットワークの一員になります。情報交換や文化交流、言語学習など他分野にわたる授業での連携も可能です。
グリーンフラッグが取得できます
プログラムに一定期間取り組み、外部の委員により、その過程や結果が基準を満たしていることが認められると、国際的な認証として緑色の旗「グリーンフラッグ」が授与され、その旗を学校に掲げることができます。このグリーンフラッグは、世界のエコスクール共通の認証です。
エコスクールの歩み
年 | 海外 | 国内 |
---|---|---|
1992 | 国連環境開発会議における環境教育の必要性に応じてエコスクールプログラムが開発される | |
1994 | ヨーロッパ議会の支援を受けて、デンマーク、ドイツ、ギリシャ、イギリスにてプログラムがスタート | |
1999 | エコスクールプログラムがワールドアウェア賞(Worldaware Award)を受賞 | |
2002 | 南アフリカにおいてUNEPと連携し、アフリカとのエコスクールパートナーシップに関するワークショップを開催 | |
2003 | エコスクールプログラムが、UNEPよりESDモデルイニシアティブとして承認される | |
2004 | エコスクールプログラム10周年。約450万人の児童・生徒がプログラムに取り組む | |
2005 | トヨタヨーロッパ基金より、環境と革新プロジェクトに支援を受ける | |
2006 | ポルトガルにて、ManagEnergyとともに「エコスクールを通じたエネルギー教育」と題しワークショップを開催500万人以上の児童・生徒により取り組まれる。 | |
2007 | 参加国が15カ国へと拡大する | |
2009 | HSBCとの協働プログラム「Climate Initiative」がスタート | HSBC「Climate Initiative」プロジェクトに参加エコスクールプログラムが国内でスタート |
2010 | リグリー基金(Wrigley Company Foundation)と「リッターレスキャンペーン(Litter Less Campaign)」をスタート。 また、FEEはUNESCOとパートナーシップ協定を締結 |
国内12校が取り組みを開始 |
2011 | 52の国と地域1,100万人以上の児童・生徒が参加。地球憲章(Earth Charter)とのMoUを締結 | エコスクール登録校が15校へ 国内で初となるグリーンフラッグ取得校が誕生 |
2012 | ワールドデイオブアクション(World Days of Action) がスタート |
4校がエコスクール登録校へ グリーンフラッグ取得校が3校に |
2013 | グリーンフラッグ取得校がさらに3校誕生 |